精錬
製錬(鉱石から金属を取り出すこと)により得られた金属から、微量に含まれる不純物を除去することを指す。より純度の高い金属のほうがもちろん輝きや美しさ、加工のしやすさに優れ、この純度を極限にまで高めるのが職人の成せる技である。乾式精錬、電解精錬など方法は様々だが、低コストで採集率の高い乾式精錬法を用いられることが多い。
>>塵も積もればなんとやら
選別
部品加工などの工場で出た、スクラップとなる金属片を回収し金属の種類ごとに仕分けする。異なった種類の金属同士では精錬ができないため、確実に仕分けを行う識別眼が必要。一見地味な印象だが重要な作業である。
>>99、99%への挑戦
溶解
溶解炉の中で、金属を高温にして溶解・撹拌し、不純物を酸化させて不純物を除去する。こうすることで純度の高い金属が精錬されていくのである。
>>液体から個体へ
成形
溶解した金属をコンベアーの上に乗せた型に流し込んで、成形した金属を冷ます作業。金属を精製し、ひと塊にしたインゴット(地金)と呼ばれる形状にするのが一般的である。
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盤若 学(株式会社メタルキャスト)
主に地金屋として高岡の鋳物屋さんに卸す真鍮・ブロンズ等の“インゴット”を精錬しています。 各社のニーズに応じた成分配合にてお届けも可能。あんな金属こんな金属お気軽にご相談ください。 その他、鋳物屋としてダイカスト鋳造にて仏具の製作や、金属のリサイクル業として各種金属スクラップ買取致します。 (問合せ:0766-63-3523)